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コーヒー・カフェ資格の徹底比較!初心者からカフェ開業やバリスタレベルまで!

コーヒーやカフェの資格をとって、憧れの喫茶店開業、カフェ経営をしてみませんか?

コーヒーの世界は奥が深く、知れば知るほど魅力が増し、美味しいコーヒーに出会える確率も高くなります。

しかし豆のこと、淹れ方、焙煎、器具など…知るべきことが多く、行き当たりばったりに取り組んでいると、なかなか知識が深まらず、正しい技術も身につきません。

やはり体系的に学ぶ必要があり、そのためには「資格を取る」というのも1つの方法です。実際多くの有名バリスタやカフェオーナーが最初は資格をとってコーヒーに関する知識を深めています。

それに資格を取っておけば、今はまだそのつもりがなかったとしても、いずれ自分が淹れた美味しいコーヒーをもっとたくさんの人に飲んでほしいと思うようになるかもしれません、自分の店を持ちたいとか、バリスタになるとか、明確な目標ができた時に、その資格がきっと役に立ってくれるでしょう。

そこで今回は、コーヒーに関する知識や技術を段階的に深めていく上で、上達の目安となる資格を比較的取得が容易なものからプロ級のものまでご紹介していきます。

在宅で取得できるものもありますので、まずは取りやすい資格から1つでも取得して、達成感を得ながら学んでいくことをおすすめします。

目次

コーヒー・カフェの人気の資格

一日のスタートに、仕事中の休憩に、本を読みながら…となにかと飲む機会の多いコーヒー。コーヒーが好きで自分で豆を挽いたり、ブランドの知識を本やネットで得ていても、「独学で色々覚えたけど、やっぱりきちんとした知識と技術をつけてみたい!」と思っている方もいるのではないでしょうか。数多くのコーヒーの資格、カフェの資格から厳選した7つの資格をまずはご紹介します。

①コーヒーソムリエ

コーヒーを楽しむための正しい知識を一番手軽に身に付けられるのがこの資格の特徴でしょう。2ヶ月ごとに資格試験があり、家に居ながら資格を取得する事ができます。特に講習を受ける必要もない手軽さのため、カフェの経営やサービスとしての提供に直接結びつかせるというよりは、コーヒーの趣味をより高じさせたい人にオススメ。また、コーヒーの世界をより広くより深く知ることができるので、将来カフェや喫茶店をやってみたいけど何の知識もない…という人が、まず初めにコーヒーの世界に触れてみるといった良い機会にもなるでしょう。

②カフェオーナー経営士

近年、定年を迎えた方や過去に喫茶店で働いた経験がある方から「自分のカフェを開いてみたい!」という声を聞くことが増えてきました。でも「やってみたいけれども、経営の事や設備の事や商品をどのようにすればいいのか分からない…」というのがほとんどです。そこでそんな方にオススメしたいのがカフェオーナー経営士という資格です。カフェのオーナーとして独立する為に必要な知識を全て網羅する事ができます。また、自分のカフェ経営に役立つだけでなく、講師として活動する事もできます。2か月ごとに試験があり、在宅でテストを受けられるのも利点といえるでしょう。

③コーヒーインストラクター

元々、コーヒー業者の全体の水準を向上させるために設けられたのがこの資格です。そのため、コーヒーの正しい知識の普及と技術の向上をはかるのが主な目的とされていますが、最近では一般のコーヒー愛好家にも門戸が開かれ、受験者が増加しています。資格は1級と2級と3級に分かれており、3級はまずはコーヒーについて知りたい方の登竜門のような位置づけで、2級ではコーヒーをより美味しく飲むための基礎的な知識を中心に学びます。1級ではより高度なコーヒーの抽出技術、製造技術などを身につけ、コーヒーづくりのプロフェッショナルを目指します。講習会のみで取得できるもの、試験に合格が必要なもの等、級によって試験形式が異なります

④コーヒーマイスター

日本スペシャリティコーヒー協会(SCAJ)が主催している認定試験です。コーヒーのより深い知識と基本技術の習得、そして人々に豊かなコーヒー生活をお届けできるプロのコーヒーマンを目指します。そのため、趣味でコーヒーを楽しむというよりは、コーヒーで仕事をしていこうとしている人向けの資格といえるでしょう。資格認定後は資格保有者のバッジがもらえ、コーヒーについて一定以上の実力を持っていることを表明する事ができます。専用のテキストを購入し、自宅でカリキュラムを終えてから実技・筆記試験に進み、資格取得となります。

⑤JBAバリスタライセンス

将来、バリスタとしてバーに立ってコーヒーを提供したい人向けの資格です。受験資格に制限があり、カフェでの就業経験(アルバイトも可)があるか、コーヒー関連会社に就業していてエスプレッソを抽出した経験がある方しか受験することができません。試験も比較的厳しい採点基準となっており、マシンを使っての実技試験、接客スキルなども採点の対象となります。そのため、趣味でコーヒーを楽しみたいという方にはあまり向いていない資格でしょう。逆にそれだけ権威のある資格であるという事でもあります。

⑥コーヒーコーディネーター

将来、カフェの開店を考えている方、より美味しいコーヒーを自分で淹れられるようになりたい方にオススメの資格です。専用のテキストを用いての勉強となりますが、DVDの教材もつき、またカフェフードの作り方なども学ぶことができます。

⑦カーサバリスタ

バリスタとしての資格を在宅で取得する事ができるのがカーサバリスタです。コーヒー豆の基礎的な専門知識、ペーパードリップ、サイフォン、ネルドリップエスプレッソなどのコーヒー抽出技術、さらにラテアートも習得する事ができます。テキストなどの教材を購入しての在宅勉強となりますが、抽出に必要な機材、コーヒー豆も送られてきますので安心です

いかがでしたか。それでは、もっと詳しく各資格のことをご紹介します。紹介していない資格も載せていますので、是非ご覧くださいね!

また、カフェ開業を目指す方向けの記事も最後に載せていますので、開業を目指される方は必読ですよ!

コーヒーソムリエ

コーヒー豆の種類や産地、生豆の見分け方や焙煎の方法など、好みに応じたコーヒーの選び方や、コーヒーを楽しむためのベーシックな知識が問われます。

コーヒーソムリエ

  • 資格の管理団体:日本安全食料料理協会
  • 種別:民間資格
  • 資格の取得方法:在宅受験
  • 受験料・更新料等:10,000円
  • 難易度:初級レベル

コーヒーソムリエの取得方法

コーヒーソムリエの申し込みに際して特に条件などはありません。インターネットから申し込みを行い、在宅での受験が可能です。認定試験で70%以上の評価を得ることで認定資格が授与されます。

コーヒーソムリエの試験方式

年6回、偶数月の20~25日が試験期間となります。申し込みは前月1日から末日までとなっています。ホームページから申し込みを行うと、試験問題等が随時発送されます。試験期間中に解答し、提出期限までに返却用の封筒で答案用紙を返送します。提出期限は基本的に試験月の30日ですが、ホームページをよく確認しましょう。試験の翌月20日に合否通知が発送されます。

コーヒーソムリエの試験内容

コーヒー全般についての幅広い知識が問われます。といっても目的はあくまでも「コーヒーを楽しむ」こと。コーヒーが好きで、普段コーヒーについて調べたり学んだりしているレベルでも十分に対応できます。
コーヒーがどのようにして世界中で愛飲されるようになったかの歴史、豆の種類や産地による香味の違いや、ブレンドする際の豆と豆の相性、豆に適した焙煎の度合いなどが出題されます。また、ラテアートやコーヒーカップの種類など、コーヒーを楽しむための周辺知識についても問われるのがこの試験の特徴です。

コーヒーソムリエの取得までの流れ

コーヒーソムリエの認定試験は在宅受験が可能な点がメリットです。どのように試験を受験するのか、流れをご紹介します。

協会のホームページから申し込み

代金引換で試験問題が到着

受験料は代金引換で支払い

試験期間中に解答

提出期限日までに答案用紙を返送

試験翌月に合否通知が発送

コーヒーソムリエの問い合わせ先

〒105-0022
東京都港区海岸1-2-20汐留ビルディング3階
日本安全食料料理協会
E-mail:info@asc-jp.com

カフェオーナー経営士

オーナーとしてカフェを経営するのに必要な知識と実務の能力が問われます。これからカフェオーナーを目指す人に限らず、現在飲食店で勤務されている方も対象となります。資格を取得すると、自宅やカルチャースクールなどで講師として活動できます。

カフェオーナー経営士

 

  • 資格の管理団体:日本安全食料料理協会
  • 種別:民間資格
  • 資格の取得方法:在宅受験
  • 受験料・更新料等:10,000円
  • 難易度:初級レベル

カフェオーナー経営士の取得方法

カフェオーナー経営士の受験に際にして条件等は特に必要ありません。ホームページから申し込み、在宅での受験が可能です。認定試験において70%以上の得点率で認定資格が授与されます。

カフェオーナー経営士の試験方式

年6回、偶数月の20〜25日が試験期間です。試験日の前月1日から末日までに日本安全食料料理協会のホームページから申し込みを行います。受験票、試験問題、解答用紙が到着したら、試験期間中に受験し、提出期限(試験月の30日)までに答案用紙を返送します。詳しい日程についてはホームページをご確認ください。試験の翌月20日に合否通知が発送されます。

カフェオーナー経営士の試験内容

コーヒー全般についての知識はもちろんのこと、カフェを経営する上で必要なマーケティングの知識やマーケティング戦略の立て方、開業や運営の基礎的な知識が問われます。どのような商品やサービスを提供するか、内装や設備など、この資格を取ることでカフェ開業の第一歩を踏み出せる内容となっています。

カフェオーナー経営士の取得までの流れ

カフェオーナー経営士は、カフェ経営に特化した認定試験です。将来的にカフェを開きたい方へおすすめの資格でしょう。

それでは、カフェオーナー経営士の資格を取得するまでの流れをみていきましょう。

協会のホームページから試験を申し込む

代金引き換えで受験料を支払う

試験問題が到着

自宅で受験

答案用紙を返送

合否通知が届く

カフェオーナー経営士の問い合わせ先

コーヒーソムリエと同じ連絡先になります。

コーヒーコーディネーター

世界有数の農園で作られたスペシャルティコーヒー豆を使用してコーヒーの焙煎、抽出の方法を学びます。アレンジコーヒーやエスプレッソ、ラテアートの作り方なども学び、カフェの開業に必要な基本的なノウハウが身につきます。すべての講座と課題の修了時に「コーヒーコーディネーター」の資格を取得できます。

コーヒーコーディネーター

  • 資格の管理団体:日本創芸学院
  • 種別:民間資格
  • 資格の取得方法:在宅受験
  • 受験料・更新料等:64,000円
  • 難易度:初級レベル

コーヒーコーディネーターの取得方法

テキストとDVDで自己学習を進めながら、学科と実習それぞれ4回ずつの課題を提出します。すべての課題に合格すると「コーヒーコーディネーター」の資格が取得できます。

コーヒーコーディネーターの試験方式

日本創芸学院に講座の申し込みをすると、教材が送られてきます。また、ドリッパーやサーバー、フィルター、電動ミルなどコーヒーを淹れる道具に加えて、世界有数の農園で作られたスペシャルティコーヒー豆8種類が付属します。選りすぐりの豆を実際に使いながら美味しいコーヒーの淹れ方を学びます。分からないことは付属の質問用紙を使って専門家から指導を受けられます。学科と実技、それぞれ4回ずつの課題を実施し、すべての課題に合格すると「コーヒーコーディネーター」の資格を取得できます。

コーヒーコーディネーターの試験内容

コーヒーの歴史から品種や栽培方法、流通や精製など、コーヒーについての概要を理解する必要があります。また、コーヒーの淹れ方、エスプレッソやカプチーノ、ラテアートやカフェスイーツの作り方を体系的に学習します。コーヒーの成分や健康的な飲み方、焙煎やブレンドに関する知識も問われます。コーヒーショップの経営として、カフェやビーンズショップの開業に向けた実践的な知識も習得できます。

コーヒーコーディネーターの取得までの流れ

コーヒーコーディネーターは、通信講座で学ぶことで取得を目指せます。在宅で資格を取得できる点も魅力的です。

ホームページから申し込み

教材が到着

自己学習し、分からないことは専門家に何度でも質問

課題を専用封筒で提出

課題の添削、講評をもらう

修了認定

証書授与

コーヒーコーディネーターの問い合わせ先

〒151-8671
東京都渋谷区元代々木町14-3
日本創芸学院
電話番号:03-3465-5187

コーヒーインストラクター検定3級

J.C.Q.A全日本コーヒー検定委員会が認定する資格で、コーヒーに興味のある人を対象とした入門的な検定です。講習会の受講のみで資格が取得できます。上級資格である2級、1級、コーヒー鑑定士へとつながる登竜門的な資格でもあります。

コーヒーインストラクター検定3級

  • 資格の管理団体:J.C.Q.A全日本コーヒー検定委員会
  • 種別:民間資格
  • 資格の取得方法:講座の受講が必要
  • 受験料・更新料等:1,500円
  • 難易度:初級レベル

コーヒーインストラクター検定3級の取得方法

受講に際して資格や条件などはありません。コーヒーについての基本的な知識や技術が学べる講習会に参加することで資格が与えられます。

コーヒーインストラクター検定3級の試験方式

全日本コーヒー商工組合連合会加盟の会員企業等が全国各地でそれぞれ独自で開催しているため、日程や場所等についてはそれぞれのホームページ等で確認してください。インターネット、メールまたはFAXにて申し込みを行います。学科講習会を受講し所定のカリキュラムを終了することで認定証が交付されます。

コーヒーインストラクター検定3級の試験内容

コーヒーに興味がある人を対象とした入門編的な認定制度となっており、コーヒーに関する基本的な知識と技術を習得します。

コーヒーインストラクター検定3級の取得までの流れ

ホームページから講習会を開催している企業を調べて場所や日時を確認

インターネット等で申し込み

講習会を受講

所定のカリキュラムの終了で認定証を交付

コーヒーインストラクター検定3級の問い合わせ先

〒651-0085
神戸市中央区八幡通3丁目1-19日精ビル4F株式会社キットシステム内
全日本コーヒー検定委員会事務所
電話番号:078-252-8512

コーヒースペシャリスト

formieの「コーヒースペシャリスト」はスマホだけで講座から試験、資格認定まで受けることができます。ボリュームのある内容で、豆の知識から開業の仕方まで幅広く学習し、必要なノウハウを習得できます。

コーヒースペシャリスト

  • 資格の管理団体:formie
  • 種別:民間資格
  • 資格の取得方法:在宅受験
  • 受験料・更新料等:38,000円
  • 難易度:初級レベル

コーヒースペシャリストの取得方法

インターネットから申し込みを行います。内容豊富な教材を使い、スキマ時間など自分のタイミングで学習を行い、オンラインで行われる試験に合格することで資格を授与されます。

コーヒースペシャリストの試験方式

formieのホームページから申し込みを行います。スマホでも閲覧しやすい、画像や図の豊富な分かりやすい教材を使って、いつでもどこでも都合の良いタイミングで学習できます。分からないことがあれば専門家に質問することもできます。試験もオンラインで完結するため、会場に行く必要がありません。試験結果もその場で確認でき、2~3週間で認定証が届きます。

コーヒースペシャリストの試験内容

おいしいコーヒーを淹れるための基本的な技術を習得する必要があります。豆についての知識、焙煎による香味の違い、ラテアートやブランディング、ペアリング理論に基づくスイーツ&フードレシピなど、実践的な知識と時代性を取り入れた応用技術を学びます。さらには、バリスタになる、自分の店を持つ、など、目標の実現に向けた実践的なノウハウも問われます。

コーヒースペシャリストの資格取得までの流れ

ホームページから申し込み

試験料込みの受講料はクレジットカード、コンビニ、銀行で振込能です

教材で学習

分からないところは専門家に質問

オンラインで受験

その場で結果確認(再試験は1,500円追加支払いで可能)

2~3週間で認定証が到着

コーヒースペシャリストの問い合わせ先

〒150-0002
東京都渋谷区渋谷1-17-1 TOC第2ビル3F
株式会社モーニングハイ
電話番号:03-6427-5892

ドリップマスター

UCCコーヒーアカデミーが全面監修するユーキャンの講座「UCC匠のコーヒー講座」を受講し、コーヒーの基礎的な知識から本格的な抽出テクニックまで習得します。一定の課題をクリアし、すべての講座を終了することで「ドリップマスター」の称号が授与されます。

ドリップマスター

  • 資格の管理団体:UCCコーヒーアカデミー
  • 種別:民間資格
  • 資格の取得方法:在宅受験
  • 受験料・更新料等:5,800円×12回
  • 難易度:初級レベル

ドリップマスターの取得方法

ユーキャンの講座「UCC匠のコーヒー講座」を受講し、一定の課題をクリアした上で、講座の全過程を終了することで称号が授与されます。

ドリップマスターの試験方式

ユーキャンのサイトから受講を申し込みます。テキスト、DVDの教材に加え、ペーパードリップ用の道具一式と選び抜かれた6種のコーヒー豆が届きますので、実際においしいコーヒーを淹れながら知識や技術を習得できます。分からないところはメールなどで質問できて、豊富な知識をもつ講師やスタッフから指導を受けられます。プロの講師が全3回にわたって上達度をチェックし、一定の課題をクリアすることでUCCコーヒーアカデミーから「UCCドリップマスター」に認定されます。

ドリップマスターの試験内容

まずは基本となるペーパードリップの方法をしっかりとマスターします。そのほかにもコーヒーと相性の良いスイーツやフード、用途に合わせ味をひきたたせるコーヒーカップの選び方、味わいに深みをもたせるブレンディングの方法、コーヒーの歴史や文化などについてなど、幅広い知識と技術の習得が求められます。

ドリップマスターの資格取得までの流れ

ホームページから申し込む

受験料支払い

テキスト、DVD、ペーパードリップの道具一式、6種類のコーヒー豆が到着

スキマ時間などを使って学習

分からないところはメールなどで質問

プロの講師による添削で上達度をチェック、一定の課題をクリアすることで「UCCドリップマスター」の称号が授与される

ドリップマスターの問い合わせ先

〒169-0075
東京都新宿区高田馬場4-2-38
ユーキャン
電話番号:03-5388-6111

カーサバリスタ

カーサバリスタは、コーヒー豆の専門的な知識に加えて、ペーパードリップ、ネルドリップ、サイフォンなどさまざまな抽出技術、アレンジコーヒーの作成技術の所持者であることを証明するものです。

カーサバリスタ

  • 資格の管理団体:日本能力開発推進協会
  • 種別:民間資格
  • 資格の取得方法:在宅受験
  • 受験料・更新料等:5,600円
  • 難易度:初級レベル

カーサバリスタの取得方法

協会指定の教育機関で学ぶと、受験資格が与えられます。在宅で受験し、得点率70%以上で合格となります。

カーサバリスタの試験方式

協会指定の教育機関の講座を受講します。テキストやDVD、添削問題、レシピ集などの教材セットに加えて、ペーパードリップやネルドリップ、サイフォンなどの抽出用具一式、またエスプレッソマシンなども含まれます。自己学習を進め、添削課題の提出により上達度を測定します。講座の全過程を終了するとカーサバリスタの資格試験を受けられます。在宅で受験し、得点率70%以上で資格が授与されます。

カーサバリスタの試験内容

コーヒー豆についての専門的、かつ広範な知識が求められます。抽出技法としては、一般的なペーパードリップだけでなく、ネル生地を用いたネルドリップやサイフォン式など様々な技法による抽出と、それによるコーヒーの風味の違いなどの知識も必要となります。エスプレッソコーヒーやカプチーノなどアレンジコーヒーの作成等、多彩なコーヒーの作り手として、技術の有無が評価されます。

カーサバリスタの取得までの流れ

協会指定の教育機関で講座を受講する

講座の全カリキュラムを終了することで受験資格が授与される

筆記と実技の試験を在宅で受験

得点率70%以上で合格

カーサバリスタの資格が授与されます

カーサバリスタの問い合わせ先

〒104-0061
東京都中央区銀座7丁目12番6号田丸屋ビル4階
日本能力開発推進協会

コーヒープロフェッショナル

UCCによる認定資格です。おいしいコーヒーを淹れる、コーヒーを楽しむ、そのために必要な知識と技術をバランスよく習得した人に授与されます。コーヒープロフェッショナルに認定されるとUCCの「コーヒー博物館」に名前が掲示されます。

コーヒープロフェッショナル

  • 資格の管理団体:UCCコーヒーアカデミー
  • 種別:民間資格
  • 資格の取得方法:講座の受講が必要
  • 受験料・更新料等:5,000円
  • 難易度:中級レベル

コーヒープロフェッショナルの取得方法

UCCコーヒーアカデミーによる2つの講座、ベーシックとプロフェッショナルの全過程を終了すると認定試験の受験が可能になり、これに合格すると資格が与えられます。

コーヒープロフェッショナルの試験方式

まず、東京と神戸のUCCコーヒーアカデミーで行われる2つの講座(ベーシックとプロフェッショナル)を受講する必要があります。
ベーシックコースは全4回の通常コースと全2回の集中コースがあり、受講料は20,000円です。コーヒーの基礎的な知識と抽出の技術を習得します。
プロフェッショナルコースは、同じ会場で行われ、全8回の通常コースと全4回の集中コース、全3回の超集中コースがあります。ベーシックよりも高度な、テイスティングやスペシャルティコーヒーについて、それぞれの抽出方法、エスプレッソやアレンジコーヒーなどについても学びます。
ベーシックとプロフェッショナルの全課程を修了すると、コーヒープロフェッショナルの認定試験を受験可能になります。試験内容は筆記と実技、500点中400点以上で合格となります。

コーヒープロフェッショナルの試験内容

UCCコーヒーアカデミーで開催されるベーシックとプロフェッショナルの両講座の内容をしっかりと習得することが必要で、基礎的な知識から応用まで幅広い範囲の理解が問われます。とはいえ講座の内容をしっかり把握していれば正解できますので、何をどう学習するかで迷うことはありません。

コーヒープロフェッショナルの取得までの流れ

ベーシックコースを受講

プロフェッショナルコースを受講

プロフェッショナルの認定試験を受験

合格率8割以上で合格

合格者はUCCコーヒー博物館に名前が掲示される

コーヒープロフェッショナルの問い合わせ先

〒105-8577
東京都港区新橋6丁目1-11
UCCコーヒーアカデミー東京校
電話番号:03-5400-5705

カフェプランナー

カフェプランナーはカフェビジネスの担い手としてのスペシャリストを育て、広めることを目的に実施されている資格制度です。カフェビジネスとは、カフェの経営だけでなく、周辺のさまざまな業種業態を含む、総合的な食ビジネスと定義されます。熟練度に応じて4級から1級まで資格が用意されています。

カフェプランナー

 

  • 資格の管理団体:日本カフェプランナー協会
  • 種別:民間資格
  • 資格の取得方法:講座の受講が必要
  • 受験料・更新料等:6,000~10,000円
  • 難易度:中級レベル

カフェプランナーの取得方法

カフェプランナーの認定試験を受けるには、1年以上のカフェやレストランでの実務経験を条件とする受験資格認定講習会を受講する必要があります。1年以上の実務経験がない場合でも、試験対策の特別カリキュラムが提供されており、これを受講することで受験資格が満たされます。試験は1次と2次にわかれ、両方に合格することでそれぞれの等級の資格を授与されます。

カフェプランナーの試験方式

試験は前期と後期にそれぞれ1次と2次の2つの試験が行われます。1次は筆記、2次は実技試験となります。日程についてはホームページ等で確認してください。まず、電話もしくは日本カフェプランナー協会のホームページから資料請求を行います。申し込みから2週間ほどで書類が到着しますので、必要項目に記入して返送、受講料受験料を振り込みます。受講票が到着しますので、それを持参して認定講習会・試験対策コースに参加します。後日受験会場にて筆記試験を行い、その日のうちに合否発表、合格者は2次試験に進みます。2次試験の終了日から3~4ヶ月で合否の結果が郵送通知されます。

カフェプランナーの試験内容

カフェプランナーの認定資格試験では、美味しいコーヒーの淹れ方からカフェの経営まで、カフェビジネスをプロデュースするための全体的な知識や技能を評価されます。4級試験ではコーヒー・紅茶の基本的な入れ方や器具の正しい使い方。3級試験ではアレンジコーヒーやアレンジティーの作り方、エスプレッソマシンの使い方、接客技術など。2級試験ではエスプレッソマシンを駆使してのアレンジコーヒーの作り方、アレンジティーとケーキのテーブルデコレーション、フルーツのカッティングやデザートのデコレーションについて出題されます。1級試験では、デザートデコレーション、軽食メニュー、店舗プロデュース力などが評価されます。

カフェプランナーの取得までの流れ

電話もしくはホームページから資料請求

申し込み書類に記入して返送。受講料、受験料の振込

受講票を持参して認定講習会・試験対策コースに参加

1次試験を受け、当日合否発表

2次試験を受ける

2次試験終了から3~4ヶ月で郵送による合否通知

カフェプランナーの問い合わせ先

〒153-0051
東京都目黒区上目黒1-18-6佐奈栄学園ビル
日本カフェプランナー協会
電話番号:03-5722-0141

コーヒーインストラクター検定2級

コーヒーの基礎的な知識と鑑定技術を持つ人に授与される資格です。コーヒーをお客様に提供する際に必要な能力の目安となります。

コーヒーインストラクター検定2級

  • 資格の管理団体:J.C.Q.A全日本コーヒー検定委員会
  • 種別:民間資格
  • 資格の取得方法:講座の受講が必要
  • 受験料・更新料等:27,000円
  • 難易度:中級レベル

コーヒーインストラクター検定2級の取得方法

日本語による講習内容を理解し、学科、実技の両試験を行える方が対象で、国籍や年齢、性別、経験などは問われません。検定講習会を事前に受けた人が受験可能です。筆記、実技の試験で得点率70%以上で合格となります。

コーヒーインストラクター検定2級の試験方式

コーヒーインストラクター検定2級の認定試験は国内各所で原則的に年2回、春と秋に行われます。
受講受験決定者には受講・受験料振込の連絡があります。振込が確認できた受験者に講習会、検定試験共通の受講・受験票が送付されます。講習会を受講し、認定試験を受験します。それぞれ1日かかります。合否発表があり、合格者が認定料を振り込むと、認定書が送付され正式に認定されます。

コーヒーインストラクター検定2級の試験内容

豆の種類や格付け、精選、保存、抽出など、広範かつ基礎的なコーヒーについての知識が問われます。受講会では参加者からの質問も積極的に受け付けられ、講師陣による回答・解説を受けられます。試験は筆記90点、実技10点の配分で、合計70点以上の得点率で合格となります。受講会で使われるテキストの内容をしっかりと理解することで合格可能とされています。実技ではコーヒーの飲み比べなどが行われますが、点数の配分が高くないので間違えたとしても筆記で挽回可能です。

コーヒーインストラクター検定2級の取得までの流れ

ホームページ等から申し込み

申し込み者全員に受講・受験の可否通知

受講・受験料の振込

講習会に参加(1日間)

受験(原則的に春と秋の年2回)

合格者は5,000円の認定登録料の支払い

認定資格授与

コーヒーインストラクター検定2級の問い合わせ先

コーヒーインストラクター3級と同じ連絡先になります。

コーヒーインストラクター検定1級

コーヒーの高度で専門的な知識と鑑定技術を持つ人に授与される資格です。コーヒー製造業者に必要な能力の目安となります。

コーヒーインストラクター検定1級

  • 資格の管理団体:J.C.Q.A全日本コーヒー検定委員会
  • 種別:民間資格
  • 資格の取得方法:講座の受講が必要
  • 受験料・更新料等:47,000円
  • 難易度:中級レベル

コーヒーインストラクター検定1級の取得方法

コーヒーインストラクター検定2級の合格者で、コーヒーインストラクター1級養成講座を受講した人が対象となります。養成講座を受講した後、検定試験を受けます。筆記、実技の試験では得点率80%以上で資格が授与されます。

コーヒーインストラクター検定1級の試験方式

コーヒーインストラクター検定1級の認定試験は国内各所で原則的に年1回行われます。
講習会を受講し、その後に認定試験を受験します。それぞれ約1日かかります。合否発表があり、合格者が認定料を振り込むと、認定書が送付され正式に認定されます。

コーヒーインストラクター検定1級の試験内容

筆記試験では、コーヒー豆の産地とそれぞれの特徴、精製の工程、原種・亜種、焙煎によるL値の変化、コーヒーミルの刃の違いやその特徴など、2級に比べてさらに専門性を増したコーヒーに関する知識が出題されます。実技は、カッピングによる飲み比べと豆の種類の見分けなどが出題されます。筆記、実技、それぞれ80%以上の得点が必要で、どちらもしっかりと対策を講じて受験する必要があるでしょう。

コーヒーインストラクター検定1級の取得までの流れ

ホームページ等から申し込み

申し込み者全員に受講・受験の可否通知

受講・受験料の振込

講習会に参加(1日間)

受験(原則的に年1回)

合格者は5,000円の認定登録料の支払い

認定資格授与

コーヒーインストラクター検定1級の問い合わせ先

コーヒーインストラクター3級と同じ連絡先になります。

コーヒーマイスター

コーヒーマイスターはコーヒーのおいしさ・楽しさを伝えるプロフェッショナルの養成を目標に1999年に開設された認定制度です。輩出された多くのマイスターがコーヒービジネスの発展のために日々活動しています。

コーヒーマイスター
資格の管理団体:日本スペシャルティコーヒー協会
種別:民間資格
資格の取得方法:講座の受講が必要
受験料・更新料等:39,000円(有効期限3年)
難易度:中級レベル

コーヒーマイスターの取得方法

コーヒーマイスターを受講、受験するには日本スペシャルティコーヒー協会の会員になるか、協会の会員企業に勤務している必要があります。個人で会員になるには現在の職種などによって10,000~30,000円の年会費が必要になります。会員の方はインターネットから申し込みを行い、在宅での養成講座を受講し、実技講習を一度受ける必要があります。全カリキュラムを終了すると認定試験を受けられ、60点以上の得点率で資格が授与されます。

コーヒーマイスターの試験方式

コーヒーマイスターの養成講座は春と秋の年2回、原則として東京と関西の2ヶ所で開催されます。日時や場所の詳細はホームページなどで確認してください。
テキストやカッピングスプーン代、実技講習料、認定試験受験料などが含まれます。送付された平均学習期間3ヶ月のテキストを用いて自己学習を行います。実技講習会は年に2回開催で、座学とカッピングで約3時間かかります。講座の全課程を修了すると認定試験を受けられます。全100問、1問1点の問題で60点以上獲得すると合格となり、日本スペシャルティコーヒー協会からコーヒーマイスターの資格が授与されます。平均合格率は80%以上と高く、テキストをしっかり学習し、実技講習の内容を理解することで合格可能です。

コーヒーマイスターの試験内容

まず、コーヒーマイスターの使命と役割、スペシャルティコーヒーや日本スペシャルティコーヒー協会について理解する必要があります。コーヒーが世界中に浸透した理由など、コーヒーの歴史を学びます。生豆とは何か、産地や地域の特徴、精製方法、生豆の見分け方など、コーヒー豆についての基礎的な知識が試されます。おいしいコーヒーを淹れる基本的な技術も必要となり、コーヒー豆の保存や食器の知識、コーヒーと健康など、コーヒーに関する幅広い知識の習得が求められます。

コーヒーマイスターの取得までの流れ

日本スペシャルティコーヒー協会の会員になる

日本スペシャルティコーヒー協会のホームページから申し込み

受講手続きの案内がメールにて送付される

受講料の支払い

テキスト、カッピングスプーンが登録住所に送付される

テキストを用いて自己学習

約3時間の実技講習に参加

全課程修了後認定試験を受験

60点以上で合格

試験翌月に合否通知、コーヒーマイスター認定証が送付される

コーヒーマイスターの問い合わせ先

〒105-8577
東京都港区新橋6-1-11Daiwa御成門ビル
日本スペシャルティコーヒー協会
電話番号:03-5400-5506

JBAバリスタライセンスレベル1

バリスタとしてのベーシックな知識や技術を習得し、JBAが認める一定基準のエスプレッソコーヒーを淹れられる人を対象に日本バリスタ協会が認定する資格です。

JBAバリスタライセンスレベル1

  • 資格の管理団体:JBA日本バリスタ協会
  • 種別:民間資格
  • 資格の取得方法:講座の受講が必要
  • 受験料・更新料等:15,000円
  • 難易度:中級レベル

JBAバリスタライセンスレベル1の取得方法

受講日時点で現役のバリスタ(アルバイトも可)として従事しているか、もしくはコーヒー関連企業に就業していてエスプレッソ抽出経験がある人が対象となります。計2日間の座学と実技の講習を受講した後、ライセンス試験に合格することで資格が授与されます。

JBAバリスタライセンスレベル1の試験方式

講習会に参加する必要があります。認定校の場所、講習や試験の日時については日本バリスタ協会のホームページで確認してください。
講習には座学と実技があり、計2日間で行われます。受講費用は37,000円です。認定校のホームページから申し込みを行います。
案内書類の到着後、日本バリスタ協会のホームページより認定試験の申し込みが可能になります。受験料は15,000円になります。講習会を修了すると修了証が発行され、3年間の有効期間内にJBAバリスタのレベル1のライセンス試験に合格することで資格が授与されます。試験の定員は20名、筆記と実技で行われます。

JBAバリスタライセンスレベル1の試験内容

豆の種類や栽培、収穫、精製、焙煎やブレンドの方法など、コーヒー豆についての基礎的な知識が問われます。また、エスプレッソのテイスティング、エスプレッソマシンの構造や抽出のしくみ、抽出技法、カプチーノの定義や作り方、フォームドミルクの注ぎ方など、バリスタとしての基本的な技術の有無も評価の対象となります。

JBAバリスタライセンスレベル1の取得までの流れ

認定校のホームページから講習会の申し込み

予約受付・受講料案内のメール

メール到着から10以内に受講料振込

座学、実技の講習会を受講

JBA日本バリスタ協会都のホームページからライセンス試験に申し込み

JBAより確認メール

申し込み日から10日以内に受験料振込

会場にて受験

合否判定、通知

JBAバリスタライセンスレベル1の問い合わせ先

〒106-0032
東京都港区六本木5-10-33-403
一般社団法人日本バリスタ協会
電話番号:03-5411-7335

JBAバリスタライセンスレベル2

コーヒーについての基本的な知識に加えて、それに関わる水や牛乳についての知識も求められます。もちろんバリスタとして、エスプレッソコーヒー抽出における高度な知識や技術が身についていることを証明する必要があります。お客においしいコーヒーを提供できるだけでなく、積極的に啓蒙できることも評価の対象となります。

JBAバリスタライセンスレベル2

  • 資格の管理団体:JBA日本バリスタ協会
  • 種別:民間資格
  • 資格の取得方法:講座の受講が必要
  • 受験料・更新料等:20,000円
  • 難易度:中級レベル

JBAバリスタライセンスレベル2の取得方法

JBA認定校での講習会を受講した後、筆記と実技、それからテイスティングで行われるライセンス試験に合格することで資格を授与されます。

JBAバリスタライセンスレベル2の試験方式

講習会は計2日間行われ、座学と実技、テイスティングのカリキュラムからなります。受講費用は50,000円です。受講後にライセンス試験を受けられます。
試験の申し込みはホームページから行います。受験料は20,000円です。筆記、実技、テイスティングの総合点で合否が判定されます。合格者には後日JBAから合格通知とライセンスカード、認定バッジが送られます。ライセンス登録費用として15,000円必要です。

JBAバリスタライセンスレベル2の試験内容

バリスタとして、一定レベル以上のエスプレッソを抽出するためのエスプレッソマシン・グラインダーなどの適切な操作・調整能力が必要となります。正確な動作で定められた時間内に抽出する必要もあります。またテイスティングでは、JBAが定めるテイストの表現や判断、メッシュや焙煎の違いを見分ける技術、抽出不良を見分ける技術が評価されます。

JBAバリスタライセンスレベル2の取得までの流れ

ホームページから講習会に申し込み

確認メール後、10日以内に受講料振込

講習会受講

JBAのホームページからライセンス試験の申し込み

確認メール到着後受験料の支払い

受験

JBAから合否通知

JBAバリスタライセンスレベル2の問い合わせ先

JBAバリスタライセンスレベル1と同じ連絡先になります。

IIACエスプレッソ・イタリアーノ・テイスター

IIACは、コーヒーの価値をはかる科学的方法を確立し、広めていくことを目的にイタリアで設立された非営利協会で、広く世界中で認知されています。ヨーロッパのカフェ、すなわちエスプレッソの品質・認知の向上を主な目的として活動しています。IIACが認定する資格には5段階あり、入門編として知られるのがエスプレッソ・イタリアーノ・テイスターの資格です。

IIACエスプレッソ・イタリアーノ・テイスター

  • 資格の管理団体:IIACJAPAN
  • 種別:民間資格
  • 資格の取得方法:講座の受講が必要
  • 受験料・更新料等:49,000円
  • 難易度:中級レベル

IIACエスプレッソ・イタリアーノ・テイスターの取得方法

ホームページから申し込みます。およそ8時間の講習会と修了テストが行われます。合格者には後日認定証と認定バッチが授与されます。

IIACエスプレッソ・イタリアーノ・テイスターの試験方式

資格試験受講にはIIACの会員になる必要があります。年会費は10,000円です。受講受験の申し込みはIIAC-Japanのホームページから行います。
入門コースの受講料は39,000円(+年会費10,000円)です。これには講習代、「エスプレッソ・イタリアーノ・テイスティング」のテキスト、修了テスト、認定証、認定バッチ代が含まれます。応募は先着順で受け付けられ、定員になりしだい募集は締め切られます。
セミナーの約1週間前に当日の詳細がメールで送られます。およそ8時間の講習会と修了テストが行われます。合格者には後日認定証と認定バッチが授与されます。
IIACの認定資格には入門編であるこのエスプレッソ・イタリアーノ・テイスターからさらに4つの段階があり、すべての資格を有することで「カフェ学マスタープロフェッショナル」の称号が与えられます。

IIACエスプレッソ・イタリアーノ・テイスターの試験内容

入門編ということで、エスプレッソテイスティングの基本を学び、習得します。完璧なエスプレッソを作る上で理解すべき変数(コーヒー豆の生産から収穫、ロースト、ブレンド、パッキング等のあらゆる段階で生じる影響)を理解します。グラインダーやエスプレッソマシンの使い方、メンテナンスの方法、さらにはエスプレッソのテイスティングについても学習し、習得する必要があります。

IIACエスプレッソ・イタリアーノ・テイスターの取得までの流れ

ホームページから申し込み

申込受付メールが到着

講習費、年会費支払い

当日修了試験を受験

合格者には後日エスプレッソ・イタリアーノ・テイスターの認定証と認定バッチが授与

IIACエスプレッソ・イタリアーノ・テイスターの問い合わせ先

〒106-0045
東京都港区麻布十番1-5-29-205
IIAC-Japan
電話番号:03-5411-6619

コーヒー鑑定士

コーヒーの原料調達や製造ならびに品質管理など、かなり高度なコーヒーに関する知識と鑑定技術を有する人に与えられる資格です。

コーヒー鑑定士

  • 資格の管理団体:J.C.Q.A全日本コーヒー検定委員会
  • 種別:民間資格
  • 資格の取得方法:講座の受講が必要
  • 受験料・更新料等:120,000円
  • 難易度:上級レベル

コーヒー鑑定士の取得方法

コーヒーインストラクター検定1級合格者が対象で、3つある科目のそれぞれの講習会を受講、検定試験を受験し、得点率80&以上で資格を授与されます。

コーヒー鑑定士の試験方式

鑑定士検定には「商品設計」「生豆鑑定」「品質管理」3つの科目があります。それぞれ講座を受講して原則年1回開催の試験に合格することで、「商品設計マスター」「生豆鑑定マスター」「品質管理マスター」として認定されます。
3教科すべてのマスターを取得することで「コーヒー鑑定士」として資格が授与されます。ただし、再受験の場合は講習会の受講は免除され、10,000円の受験料のみで何度でも受験可能です。
受験者には、講習会、検定試験共通の受講・受験票が送付されます。講習会を受講し、その後に認定試験を受験します。それぞれ約1日かかります。
合否発表があり、合格者が認定料を振り込むと、認定書が送付され正式に認定されます。3つのマスターに認定されることで永久資格である「コーヒー鑑定士」を取得できます。

コーヒー鑑定士の試験内容

「商品設計」では市場やニーズを理解し、品質・コスト・製造条件等を考慮して適切な商品設計を行う技能の有無が評価されます。
「生豆鑑定」では生豆の幅広い知識と外観からカップテストまでさまざまな鑑定技術を有すること。品質のランク付けや原料価格の妥当性安定性の判断といった高度な技術の習得が求められます。
「品質管理」では、品質に問題が生じた際、環境や設備に応じてどのように解決を図るかなど、品質を管理するための知識や対応力が求められます。

コーヒー鑑定士の取得までの流れ

3教科の中から希望の科目を選び、ホームページ等から申し込み

申し込み者全員に受講・受験の可否通知

受講・受験料の振込

講習会に参加(1日間)

受験(原則的に年1回)

合格者は3,000円の認定登録料の支払い

3教科すべてでマスターに認定されるとコーヒー鑑定士の資格が授与される

コーヒー鑑定士の問い合わせ先

コーヒーインストラクター3級と同じ連絡先になります。

アドバンスド・コーヒーマイスター

アドバンスド・コーヒーマイスターはコーヒーマイスターの有資格者が受験可能で、さらに高度なコーヒーについての知識や技術を有する人を認定するためのものです。コーヒービジネスのめざましい進化に対応するため、2012年10月に開設されました。

アドバンスド・コーヒーマイスター

  • 資格の管理団体:日本スペシャルティコーヒー協会
  • 種別:民間資格
  • 資格の取得方法:講座の受講が必要
  • 受験料・更新料等:16,000~32,400円(1講座または1実習につき)
  • 難易度:上級レベル

アドバンスド・コーヒーマイスターの取得方法

アドバンスド・コーヒーマイスターを受験するには、日本スペシャルティコーヒー協会の会員で、なおかつコーヒーマイスターの資格を有している必要があります。3つの講座と4つあるスキルアップセミナーのうち1つを選んで受講し、それぞれの試験に合格することで資格を授与されます。

アドバンスド・コーヒーマイスターの試験方式

前提条件として、日本スペシャルティコーヒー協会の会員となり、コーヒーマイスターの資格を所持している必要があります。その上で、日本スペシャルティコーヒー協会のホームページから申し込みを行います。
「歴史と科学」「協会について、コーヒー生豆について」「コーヒーの産業・経済、コーヒーの産地」という3つの講座があり、全てを受講後、それぞれの試験に合格することで講座修了となります。
試験は各講座の最後に実施され、配布された資料やテキストからの出題となります。講座はそれぞれ一年に1回開催されます。さらに実習(スキルアップセミナー)として、「焙煎」「抽出/エスプレッソ」「抽出/ドリップ・サイフォン」「カッピング」の4つの科目から1つを選んで受講する必要があります。こちらも受講後の試験に合格すると実習修了となります。3つの講座と選択した1つの実習を終了することでアドバンスド・コーヒーマイスターの資格を授与されます。

アドバンスド・コーヒーマイスターの試験内容

スペシャルティコーヒーを中心とするコーヒービジネスの進化に対応するプロのサービスマンとして、消費者により深くコーヒーを楽しんでもらおうという協会の理念を理解し、何ができるか、何をすべきかを模索し、体現していく姿勢がなにより求められます。そのための、コーヒーに関する深い知識や、味わいを最大限引き出すための抽出技術、焙煎技術などが評価の対象となります。試験については、配布される資料やテキスト、実習で習うことからすべて出題されます。

アドバンスド・コーヒーマイスターの取得までの流れ

希望の講座もしくは実習を選択

インターネットから申し込み

受講手続きの案内がメールにて送付される

受講料の支払い

講座の最後に行われる試験に合格

3つの講座すべてと、4つの科目から選んだ1つの実習を終了することでアドバンスド・コーヒーマイスターの資格が授与される

アドバンスド・コーヒーマイスターの問い合わせ先

コーヒーマイスターと同じ連絡先になります。

JBAバリスタライセンスレベル3

バリスタとして求められる高度で広範な知識と技術の保持者として認められる資格となります。エスプレッソ抽出の高いレベルの技術が求められることに加えて、テイスティングや接客なども含め、バリスタとしての高い総合力が求められます。

JBAバリスタライセンスレベル3

  • 資格の管理団体:JBA日本バリスタ協会
  • 種別:民間資格
  • 資格の取得方法:講座の受講が必要
  • 受験料・更新料等:25,000円
  • 難易度:上級レベル

JBAバリスタライセンスレベル3の取得方法

JBA認定校での講習会を受講した後、筆記と実技、テイスティング、論文の提出によって行われるライセンス試験に合格することで資格を授与されます。

JBAバリスタライセンスレベル3の試験方式

受験料は25,000円です。筆記、実技、テイスティング、それから論文の総合点で合否が判定されます。論文はJBAから別途通知されるテーマに基づいて試験当日までに1,000~2,000文字で作成し、試験当日に試験会場で提出します。合格者には後日JBAから合格通知とライセンスカード、認定バッジが送られます。ライセンス登録費用として15,000円必要です。

JBAバリスタライセンスレベル3の試験内容

専門的で広範な知識とバリスタとしての高度な技術が求められます。エスプレッソマシンを使いこなせることはもちろん、世界のコーヒー事情を熟知し、接客の質や姿勢も評価されます。豆の種類や精製方法、ブレンド、焙煎の違いから生まれる味覚の違いに明るく、カプチーノはマキアートの製造技術も評価の対象となります。

JBAバリスタライセンスレベル3の取得までの流れ

ホームページから講習会に申し込み

確認メール後、10日以内に受講料振込

講習会受講

ホームページからライセンス試験の申し込み

確認メール到着後受験料の支払い

JBAから通知されたテーマに基づき1,000~2,000文字で論文を作成

論文を試験当日試験会場で提出

受験

JBAから合否通知

JBAバリスタライセンスレベル3の問い合わせ先

JBAバリスタライセンスレベル1と同じ連絡先になります。

コーヒースキルズプログラム

コーヒースキルズプログラムは、世界最大のコーヒー協会であるスペシャルティコーヒー協会により実施されているスペシャルティコーヒーの教育プログラムで、国内のみならず世界中で通用する権威ある資格を取得することができます。資格はカテゴリー分けされた単位を取得することで取得できるため、必要な知識やスキルをきわめたい人に取り組みやすくなっています。

コーヒースキルズプログラム

  • 資格の管理団体:バリスタギルド・オブ・ジャパン
  • 種別:民間資格
  • 資格の取得方法:講座の受講が必要
  • 受験料・更新料等:単位ごとに購入
  • 難易度:上級レベル

コーヒースキルズプログラムの取得方法

受講・受験に際しては年会費5,400円を支払ってバリスタギルド・オブ・ジャパンの会員になる必要があります。講座や試験はバリスタギルド・オブ・ジャパンのホームページ上で個別に購入することができ、自分のペースで単位を積み上げ、それが一定数たまることで資格が授与されます。

コーヒースキルズプログラムの試験方式

資格取得に向けて、6つの単位から自分に必要なもの、興味のあるものを選択し、単位を積み上げていきます。
6つの単位は、INTRODUCTIONTOCOFFEEの他、バリスタ、ブリューイング、グリーンコーヒー、ロースティング、センサリースキルから成ります。
初めのINTRODUCTIONTOCOFFEEは1つのレベルのみですが、他の5つの単位にはそれぞれ1~3のレベルがあり、数字が上がるほど難易度も上がり、それをクリアすることで得られるポイントも上がります。
それぞれ得られるポイントは、レベル1の初級講習で5、レベル2の中級で10、レベル3の上級で25となります。ポイントの合計が100ポイントを上回ることで、SCAコーヒースキルズディプロマの学位が授与されます。

コーヒースキルズプログラムの試験内容

試験の内容は6つの単位が示す通りで、コーヒーの一般的な知識と技術、コーヒーの抽出方法、おいしいコーヒーの淹れ方、バリスタとしてのその所作なども評価の対象となります。

コーヒースキルズプログラムの取得までの流れ

バリスタギルド・オブ・ジャパンの会員になる

ホームページ上で希望する単位、レベルを選択し購入する

講習を受ける

受講した単位、レベルの筆記試験、実技試験を受ける

合格することで単位、レベルによりポイントを獲得する

総ポイント数が100を越えるとSCAコーヒースキルズディプロマの学位が授与される

コーヒースキルズプログラムの問い合わせ先

〒130-0002
東京都墨田区業平1-18-22階
バリスタギルド・オブ・ジャパン
電話番号:03-5604-5805

Qグレーダー

米国スペシャルティコーヒー協会が定めた基準・手順にのっとって「コーヒーの評価ができる」とコーヒー品質協会に認定された技術者のことを指します。世界的な評価を得て、生産されたコーヒーの評価や売買支援等に携わることができます。

Qグレーダー

  • 資格の管理団体:日本スペシャルティコーヒー協会
  • 種別:民間資格
  • 資格の取得方法:研修を受けて取得
  • 受験料・更新料等:330,000円
  • 難易度:上級レベル

Qグレーダーの取得方法

年2回、春と秋に行われる6日間連続の短期集中研修・試験に参加し、20あるテストの全てに合格することで資格が授与されます。

Qグレーダーの試験方式

テストは20回行われ、6日間のうちすべて後半の3日間に行われます。資格を受けるにはこのすべてに合格する必要があります。
ただし不合格者が多かったテストについては講師の裁量でコース中に再試が行われることもあります。取りこぼしたテストについては18ヶ月以内、3回までの参加にかぎり、再試(リテイク)を受けることができます。コース終了後、コーヒー品質協会本部による成績の確認が行われ、正式に合否が判定されます。合否通知はされず、受験者はCQIのウェブサイトにログインすることでこれを確認することができます。

Qグレーダーの試験内容

味覚、嗅覚でコーヒーの違い、良し悪しを判別し、それを言葉にして表現する必要があります。数種類あるなかから1つだけ異なるコーヒーを選ぶ、焙煎の違いをテイスティングで識別するなど、高い集中力が求められ、期間中はアルコールや脂っこいものを口にしないなど特別な対策も必要になります。甘み、酸味、塩、のそれぞれ何が加えられているかを当てる味覚そのものの試験もあり、非常に難易度が高くなっています。筆記試験もあります。

Qグレーダーの取得までの流れ

ホームページから申し込み

受講・受験料の支払い

6日間の研修・試験に参加

20回のテストすべてに合格

CQI(コーヒー品質協会)の確認後、合否発表

受験者はCQIのWebサイトでこれを確認

CQIより、正式にQグレーダーの資格が授与

Qグレーダーの問い合わせ先

コーヒーマイスターと同じ連絡先になります

コーヒーに関する職業に向いている人とは

コーヒーに関する職業に向いている人は、コーヒーが好きで好きでたまらない人です。「好きこそ物の上手なれ」と言いますが、コーヒーの世界では、知れば知るほど、調べれば調べるほど、おいしいコーヒーにたどり着く確率が高くなります。

コーヒーに関する職業に向いている人とは

  • コーヒーが好きで好きでたまらない
  • 研究熱心
  • 粘り強い性格
  • 人を喜ばせるのが好き

コーヒーに関する職業に就くには

コーヒーに関する職業に就きたい時は、ウェイターやウェイトレスといった職種に従事することです。業種や業態によっては、一定の訓練を受けたのち、自分でコーヒーを淹れてお客さんに提供することもできるようになります。特に、個人経営の喫茶店などでは、そういった経験が積みやすいです。
スターバックス等の店員になれば、それなりに経験を積むことで、アレンジコーヒーなどの製造にも比較的早期に関われるようになります。そういった店ではマニュアルが充実しているので、それほど高度な技術や経験を得ていなくても、コーヒーを作る仕事に携われるようになります。

コーヒーに関する職業に就くには

  • 喫茶店やカフェなどの店員、アルバイトとして働く
  • スターバックスなどで働く
  • バリスタとしてコーヒーの抽出や接客の腕をきわめる
  • コーヒー豆のローストを専門に行う焙煎士になり豆を提供する側に回る

カフェオーナーとして開業するまでの流れ

カフェオーナーとして開業することは、場所や規模などにより、少ない投資で大きな収益をあげられます。また、初期投資を最低限におさえることでリスクを軽減できます。
まずは資格を目標として、体系的にコーヒーについて学び、自分がおいしいと思えるコーヒーの豆、抽出法、焙煎方法を知り、市場調査も行いましょう。
どのような業態のカフェを始めるか、方向性が決まったら、開店する場所を探します。次に、お住いの地域の保健所で営業許可について詳しく確認しておくようにしましょう。

カフェオーナーとして開業するまでの流れ

自分の好みのコーヒーを知る。市場調査も欠かさない。

資格の取得をめざしつつ、コーヒーについて体系的に学び、技術を身につける。

資金とも相談しながらカフェの業態やオープンする地域を決める。

場所を見つける。

営業許可を取る。

コーヒー用具、カップやテーブル、内装などを整える。

メニュー、値段を決める。

宣伝をする

オープン後も、お客さんの反応を見ながら、メニューを柔軟に変更する

コーヒーやカフェの資格に関するまとめ

コーヒーやカフェの資格は、他の資格と違って、国際的に認められている資格も数多く存在します。

そのため、まずは取得しやすい資格から目指し、最終的に自分の目的に合わせて、レベルの高いコーヒーやカフェの資格を取得するとよいでしょう。

コーヒーやカフェの資格を認定している多くの団体は、問い合わせのページや無料の資料請求等も用意されています。そういったところで問い合わせをして、もっと詳しく内容を尋ねるとよいでしょう。

また、コーヒーやカフェの資格は通信教育で取得できるものもあります。コーヒーやカフェの通信講座を紹介しているので、是非ご覧ください。

カフェ資格コーヒー資格通信講座  カフェ資格コーヒー資格通信講座

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