コーヒーのアレンジ

知られざるコーヒー王国 ノールウエー

世界で1人当たりのコーヒーの消費量が多い国は、ブラジルでも、フランスでもアメリカでもなく、北欧の国です。ICO‐‐国際コーヒー機関が2012年に発表した数字では、国民1人あたりのコーヒー消費量は1位がルクセンブルグ、2位がフィンランド、3位がノールウエーです。中でも新しい「コーヒーの聖地」と呼ばれるようになったのが、ノールウエーです。

ノールウエー人が年間に消費するコーヒーはは9.2キログラム。日本に準じて1杯に10グラムを使うとして、年間に920杯、1日に平均2.5杯という計算になります。これは日本の2.7倍です。量だけではなく、質も高く、世界でもっともおいしいコーヒーはノールウエーだという声は少なくありません。世界バリスタコンテストは2000年から始まりましたが、2000年、2004年とノールウエー人がチャンピオンになっています。

ノールウエー人の生活にコーヒーは欠かせず、家族、職場、近隣でも、人が集えばごく自然にコーヒーが出てきます。1年の半分が雪でおおわれる北国のノールウエーでは、温かいコーヒーはコミュニケーションの場に必要な飲み物なのです。教会のミサのあとにコーヒーを飲む習慣があり、教会コーヒーと呼ばます。

ノールウエーのコーヒーの特徴は、浅煎りの豆です。カフェや食品店で売られているコーヒー豆の色は、日本人になじみのコーヒーブラウンではなく、褐色です。風味は酸味が強く、果実臭があります。砂糖、クリームは入れず、ブラックで飲むのがノールウエーの飲み方です。浅煎りになった理由は、浅煎りの方が豆の特性を活かせる、味が濃いノールウエーの食事に合わせるため、また何杯でも飲むために、などと説明されます。

ノールウエーが輸入するのは高価なアラビカ種がほとんどです。ロブスタ種は全体の2パーセントしか輸入されていません。ノルウェー・コーヒー・インフォメーション協会の説明によると、ノルウェーで飲まれるコーヒーは、90パーセントが世界基準で言う高品質の豆が使われているということです。コンビニで売られるコーヒーにも、単一農園で栽培されたスペシャリティ・コーヒーが使われています。

中世のハンザ同盟の昔から、ノールウエーは世界中に航路を開く通商国家です。コーヒー貿易の歴史も古く、ブラジルとは100年以上の貿易の歴史があります。

ノールウエーでは市民もカッピングを楽しむようになってきました。カッピングとは日本酒で言う利き酒のようなもので、本来はコーヒーの生産者、取引業者が行うコーヒー豆を選定するための作業です。一定の方法があり、高い知識と経験が求められます。ノールウエーのコーヒーは世界の注目を浴びはじめました。日本にもノールウエーのコーヒーを飲ませる店が増え、新しいコーヒーの味にファンが増えています。

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