喫茶店などに訪れるとコーヒーのかすが無料で配られていることがあります。そのコーヒーのかす、実は色々な効果があり様々なことで役立てるのです。
喫茶店として経営した際、置いておけば喜ぶこと間違いなしのこのコーヒーのかす。利用用途などを詳しく見ていきましょう。
様々あるコーヒーのかすの効果
コーヒーのかすには消臭剤の効果があります。水分がアンモニアを吸収してくれます。また濡れたまま灰皿に置けば火消しとして役立ちます。
乾かし方としては、日の当たる場所に置けば一日ほどで乾きます。ただ風で飛ぶこともあるので屋内で乾燥させましょう。またフライパンにかけたり、電子レンジでかけるのも手です。
他にも庭の雑草を駆除したり、おがくずやもみ殻と一緒に発酵すると植物の堆肥にもなります。
他にも靴や金属のワックスとして役立ったり、かすを使って頭皮を揉むとフケが出にくい髪の毛になったり、ガラス製のものを洗う時に少しかすを入れて振ると汚れが取れるなど、とにかく様々な効果があります。
草(土壌)の除草剤にコーヒーかす
コーヒーのかすと草(土壌)の関係性についてもう少し見ていきましょう。
まず雑草の量が、撒いていない箇所に比べて5分の一になったと言う研究報告もあります。またカタツムリやなめくじを防いだりする効果もあるようです。
コーヒーのかすには少々の窒素があるのですが、その窒素は微生物に分解されにくいのです。そして発芽を阻害すると言った欠点もあります。
ところが米ぬかや雑木林と一緒に混ぜて野菜の栽培で使うと、その野菜が甘くなったと言う報告もあります。
良い食物を育てるには、雑草など余分なものを取り除く必要があるので使い方によっては効果抜群かもしれません。
そして、UCCでもコーヒーのかすと土壌の研究報告がされいます。
ニオイ取りとして効果のあるコーヒーかす
ニオイ取りとしては、コーヒーのかすは酸性なのでアンモニアを中性にする役割を持っています。活性炭より吸収率が高く、特に水分のあるコーヒーのかすは約9割も吸い取ってくれます。
それを利用しない手はなく、キッチンや排水口、トイレや靴箱に入れても効果があり、さらに生ゴミ袋のを入れてる箱の裏側や掃除機の中に入れてもこれらのニオイを吸い取ってくれます。
そして冷蔵庫での利用方法も紹介したいと思います。挽いたコーヒーは冷蔵庫にしまうと食べ物のニオイが付いてしまいます。
逆にそれを利用して、フタで閉めていない器の中にコーヒーのかすを入れて、冷蔵庫の中に置けばニオイ取りになるのです。なお
冷蔵庫の中のニオイの素にまず重曹を振り、ふき取ってから使うとより効果があるようです。ちなみに器じゃなくても不織布でも良いようです。
コーヒーのかすは無料で手に入りやすい
コーヒーのかすを売っている場所は勿論普通はありませんが、譲っている所は多くありそうです。それが個人の喫茶店です。
コーヒーのかすも産業廃棄物で捨てるのにも有料となるので、欲しいと言った人に感謝されるだけでなくこちら側としても得になるのです。
また他にはコーヒーのかすを混ぜた堆肥を販売している所もあるようです。