コーヒーのアレンジ

コーヒーの代用品?どんぐりコーヒー

コーヒーにはさまざまな代用品があります。「たんぽぽコーヒー」や「チコリコーヒー」・・・その中の一つに今回ご紹介する「どんぐりコーヒー」があります。また変な組み合わせ・・・と思うかもしれません。早速どんなものかみてみましょう。

どんぐりコーヒーとは

どんぐりコーヒーとは、名前の通りどんぐりで作られたコーヒーです。コーヒーとは言うものの、別にコーヒー豆とどんぐりをブレンドしたりするわけではなく、どんぐりだけで作られています。そのために、あくまで味がコーヒーに似ているという理由だけでどんぐりコーヒーと呼ばれています。コーヒー豆を使わずに味をコーヒーに似せている「たんぽぽコーヒー」や「チコリコーヒー」などと同じ、コーヒー豆を使わない代用コーヒーです。どんぐりコーヒーは、どんぐりを加工してから煮た汁をとることで、コーヒー風味の飲み物を作ることができます。

なぜ誕生したのか

どんぐりコーヒーの誕生には、どうしてもコーヒーが飲みたくても飲めなかったヨーロッパで必要に迫られて考案されて飲まれるようになったという背景があります。どんぐりコーヒーの発祥はドイツであると言われており、ドイツはコーヒーのために外貨が減少し、経済的に不利な状況になり、この状況を打破するために、ドイツは1777年にコーヒーの禁止令を出したため、王室以外はコーヒーを焙煎することができなくなりました。つまり一般市民はコーヒーを飲むことが禁止されてしまったのです。コーヒーのために外貨が減少するほどコーヒーは愛されていたのですね。禁止されてしまっても、なんとかコーヒーを飲みたいと考えた人々はコーヒーに変わる、味がコーヒーに似た飲み物を考案するようになり、その過程で誕生したのがどんぐりコーヒーだったわけです。コーヒーの代用品はいろいろとありますが、知恵を絞れば何でもできるなあととても感心してしまいます。第二次世界大戦中には日本でもどんぐりコーヒーが飲まれています。

どんぐりコーヒーの栄養価

このように、もともとは戦時中などにコーヒーの代用として飲まれていたどんぐりコーヒーですが現代ではあまり耳にすることもないでしょう。しかし最近では健康に気を使う人たちがどんぐりの栄養分に着目してどんぐりコーヒーを飲んでいたりします。どんぐりは18%が脂肪、6%がたんぱく質、残りのほとんどが炭水化物と、とても栄養に優れています。他にもアミノ酸、ビタミンA、ビタミンCを含んでいます。その一方で、タンニンやサポニンという成分も多く含んでいるためにアクがとても強いのです。このアクを取るために手間をかけて加工する必要があるので、家庭で作るのは難しいかもしれません。しかし、何にしても調理方法さえ気を使えば、どんぐりコーヒーは栄養価の高い飲み物といえるでしょう。

気になる味は?

味はひとことで言うと苦味がなくさっぱりとしています。以外にもクセがなく優しい味をしており、飲みやすいと言えます。コーヒーを含んでいないのでコーヒーの味はしませんが、コーヒーが苦手な人は良いかもしれません。作るのには結構な手間がかかるので、その手間を考えると物足りなさが残るかもしれません。

戦争中のコーヒー豆が手に入らない時代に、どうしてもコーヒーを飲みたいという人々によって考案されたどんぐりコーヒーですが、一度は試してみたですね。

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