コーヒーのアレンジ

オスマントルコの時代から続く“コーヒー占い”

    トルコの定番ドリンクといえば紅茶。トルコでは紅茶のことを「チャイ」と呼びます。カフェのことを「チャイハネ」と呼び、人が集まっておしゃべりを楽しむサロンのような役割も果たしています。コーヒーももちろん人気で、細かい粉状にした豆を水から煮立て、上澄みだけを飲む「トルコ式コーヒー」という独特のスタイルがあります。水から沸かし、粉を漉さずに飲むため濃厚な味わいが魅力です。トルコの人は、1日に何度も飲みながら家族や友人とのおしゃべりを楽しむそうです。

    さて、トルコの人は、コーヒーを飲み終わったあとに「コーヒー占い」をする習慣があります。おみくじ感覚でできるわりに、意外と当たるのでここでみなさんにご紹介します。

    トルコ式コーヒー占いに挑戦!

    まずはコーヒーの淹れ方から。

    1 ジェズヴェというコーヒー専用鍋を使います。ない場合は小さめのミルクパンなどで代用できます。コーヒーの粉は、極細挽きにします。

    2 1人分のコーヒー粉の分量はスプーン1杯分。これを鍋に入れ、水と砂糖を加えます。

    3 鍋の中身をかき混ぜながら弱火で熱します。

    4 ブクブクと泡が立ってきたら完成です。鍋底に沈んだ粉ごとコーヒーカップに注ぎます。粉が沈んだら、コーヒーの上澄み液だけを飲みます。

    5 飲み終わったら、ソーサーをカップの口に当て、そのままひっくり返します。

    6 カップが冷めたら、カップを正しい向きに戻します。コーヒーの粉の形からインスピレーションを得て占います。たとえば、UCC上島珈琲の公式サイト内「珈琲コラム」(http://www.ucc.jp/enjoy/column/column.php?cc=11)によると、

    *全体に流れていたら……好調に展開、周囲からの協力に期待が持てます。
    *底に固まったまま……じっと我慢の時、他人との論争は避ける。
    *取っ手の方に流れていたら……大きな幸運に恵まれます。 直感力、想像力が冴えます。
    *取っ手と反対の方に流れていたら……健康に要注意。
    *飲み口の方に流れていたら……直感を過信せず、結論を急がずじっくりと考える。
    (※UCCコーヒー博物館第6展示室「トルコのコーヒー占い」より)

    と読み解くそうです。ただ、偶然できた形からインスピレーションや直感を得られればいいので、これ以外の方法でももちろんOK。「〇〇の形になった日はなにごとも絶好調」などいう法則を見つけていくのも楽しいでしょう。カンのいい人はコーヒーの形の中に、誰かの顔や絵が浮かんで見えるように感じることもあるでしょう。自分なりの占い方法を見つけていってください。

    また、トルコにはコーヒー占いをしてくれる店があり、占いカフェが何軒も軒を連ねる通りもあります。そうした店では、コーヒーを飲んで自分でカップをひっくり返すところまでやって、それからの読み解きは占い師にやってもらうシステムです。コーヒー占いのほか、タロット占いなどのおなじみの占術と組み合わせて占うなど、占い師の腕が試されます。

    トルコは、16世紀中期、オスマントルコの首都コンスタンチノープル(現:トルコのイスタンブール)に世界初のコーヒーハウスができたコーヒー先進国。コーヒー占いのはじまりも、17世紀までさかのぼります。そうした歴史に思いをはせながら、トルコ式コーヒーとコーヒー占いはいかがですか?

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