コーヒー豆の種類

世界で唯一!樽入りコーヒーとは?

樽といえば、何をイメージしますか?樽といえば「ワイン」を保管するものやお酒が入れてあるイメージですが、コーヒー界にも樽に入れられているコーヒーがあるのです。しかし、樽に入れられて管理されているコーヒー豆は、世界で一種類しかありません。今回は、その樽入りのコーヒー豆についてご紹介します。

世界で唯一?樽入りコーヒーとは

樽に入った状態で納入される世界で唯一のコーヒー豆は、日本でも有名なジャマイカの「ブルーマウンテン№1」という豆です。通常、コーヒー豆は通気性の良い麻袋などに詰められて輸出されることが多いのですが、このブルーマウンテンだけは「樽」に入れて輸出されます。ではなぜブルーマウンテンという豆のみ樽なのでしょうか。

ブルーマウンテンについて

ブルーマウンテンとは、ジャマイカのブルーマウンテン山脈の限られた地域で栽培されるコーヒー豆。収穫量は極めて少なく、指定エリア以外で生産されたコーヒー豆はブルーマウンテンの名をつけることができません。そのため、普通のコーヒー豆よりも高価となっています。日本人には味わいの相性が良いためウケがよく、非常に飲みやすくバランスの良い銘柄なのでコーヒー好きでない人でも一度は聞いたことがあるのではと思います。

ブルーマウンテンの格付け

ブルーマウンテンには4つの格付けがあり、一番品質の高いものを「№1」と格付けし、続いて「№2」「№3」「ピーベリー」と分類されます。実は、「ブルーマウンテン=樽」というわけではなく、この高品質の4種類だけがブルマンの「木製樽」に詰められます。また、他にも「プライムウォッシュド」「ハイマウンテン」などと呼ばれる銘柄もあり、ブルーマウンテンの銘柄を掲げることができるのは、本当にごくごく一部です。

なぜ樽なのか

樽を使用したきっかけは「再利用」だった、と言われています。ジャマイカは18世紀中頃、イギリスの植民地であり、そのイギリスから船積みされた食品が入れてあった空の樽に、ジャマイカで生産されたコーヒー豆やラム酒などを入れ、再利用していたことが樽で流通するようになったきっかけではないかといわれています。たまたま樽に入れていたのですが、実は「木製の樽は通気性が良い」というメリットがあり、木製の樽は湿気の吸収と放出をくり返し「通気性」が良く、湿気や温度変化に弱いコーヒー生豆にとっては最適な入れ物だったのです。偶然、樽で取引されていたものの、結果メリットになったのでラッキーな偶然ですね。高価なブルーマウンテンはこのように通気性が良い樽で大事に運ばれてくるのです。

入手困難な幻のコーヒー

もともと収穫量が少なく入手困難であったブルーマウンテンですが、2012年のハリケーン被害、その翌年の病虫害に苦しめられ、ここ数年、本当に幻のコーヒーとなっていました。ブルーマウンテンの名前はよく聞くけど飲んだことはない、という方も多いのでは?コーヒーが注目されてきた現代でも日本で飲める環境は非常に少ないです。

いかがでしたか?世界で唯一の樽入りコーヒーは、世界でも特別なコーヒー豆「ブルーマウンテン」でした。コーヒー豆も希少で特別ながら、その入れてあるものまで特別だとは、ブルーマウンテンは一目置かれる存在みたいですね。また、災害や、病虫害により、壱時供給が完全にストップしてしまったブルーマウンテンですが、近年少しずつ収穫され始めています。しかも、昨年からわずかですが、日本国内でも目にするようになってきているので、今後の安定供給に期待したいですね。

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