コーヒーの歴史と製法

幻のコーヒー、ジャコウネコ・コーヒーとは?

コーヒーマニアなら一度は飲んでみたい、と考えるのがインドネシアでつくられるという「ジャコウネコ・コーヒー」です。ジャコウネコの糞から採取したコーヒーで、独特の香味があるとされています。

野生のジャコウネコは、よく熟したコーヒーの実を好んで食べます。食べた果肉は消化されますが、その中にある種子、つまりコーヒー豆は消化されず、そのまま排泄されます。消化の過程でジャコウネコの胃腸の中の消化酵素や腸内細菌が働き、コーヒー豆が微妙に変化するとされています。もっとも、これは仮説で、科学的な分析はされておらず、詳しいメカニズムはわかっていません。

ジャコウネコ・コーヒーはインドンドネシア語で「コピ・ルアク」。「コピ」はインドンドネシアでコーヒー、「ルアク」がジャコウネコの こと。もともとはインドネシアのコーヒー農園で、農作業をするインドネシア人が飲んでいたものでした。コーヒーを食べたジャコウネコの糞は、消化されなかっ た糞だけの固まりとして排泄されるので、豆を糞の中から探しだすというものではありません。これを飲んでみようと発想するのも自然かもしれません。

これを採取して洗い、乾燥させ、焙煎したものが「ジャコウネコ・コーヒー」です。商品化されて世界に流通しはじめた正確な時期や過程はわかっていませんが、1995年には動物の糞からとった世界でもっとも高価なコーヒーとして、イグノーベル賞栄養学賞を授与されています。

世界的に需要が出てきて、近年はインドネシアの農園がジャコウネコを飼育して生産するようになりました。

「コピ・ルアク」または「ルアク・コピ」は、英語では「Civet(シービット=ジャコウネコ) coffee」、日本では「ジャコウネコ・コーヒー」と呼ばれるのガ一般的です。希少価値があるので非常に高価です。日本の店頭では100グラム5000円以上で売られていますから、一般的なブレンド豆の10倍、ストレートの豆と比較してもでもブルーマウンテンの4.5倍もすることになります。コーヒー1杯に10グラムを使うとして、1杯分が500円以上という計算です。

「コピ・ルアク」も品質には出来不出来があって価格の差があります。また焙煎も抽出も難しいとされています。とりあえず「コピ・ルアク」を体験するには、これをメニューとして出しているコーヒーショップで飲んでみるのが近道でしょう。検索すれば「コピ・ルアク」を提供している店を探すことができます。多くはこの豆ををブレンドして提供していますが、ストレートだと1杯3000円程度を覚悟しなければなりません。

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