コーヒーの歴史と製法

ネルドリップでこだわりの一杯を追い求める。

    手軽でコストもあまりかからない、メジャーなドリップ方法といえばペーパードリップですよね。ですが、コーヒーを極めたいと思われるなら、ぜひ始めて頂きたいのがネルドリップです。今回はそのネルドリップの魅力やメリットをご紹介したいと思います。

    ネルドリップとは?

    ネルドリップは布ドリップとも呼ばれており、その名の通り布で出来ています。「ネル」というのはフランネルという生地の名前です。手触りがよく、片面がふんわりとした起毛になっています。最も美味しくコーヒーを飲める抽出法として、こだわり派の方々に愛されています。

    ネルドリップの発祥には諸説あり、フランス生まれだという説や、イギリス人が発明したという説がありますが、確実な発祥については謎の多い方法です。

    ネルドリップでしか味わえない味がある。

    ネルドリップの布に使われている繊維はペーパードリップの繊維よりかなり太く作られています。そのため、コーヒーの成分がより通るために舌触りがなめらかなコーヒーになります。ペーパードリップ特有の紙臭さがなく、雑味のない仕上がりが期待できます。さらに、伸縮性のあるネルドリップなら、ペーパードリップのように壁が出来ないためにより蒸らしの際により豆が膨らみ、コーヒーの味わいをぐっと上げてくれます。この舌触りのなめらかさや、角のない優しい味わいはネルドリップにしか出せないメリットでしょう。

    デメリットとしては手入れが面倒だと言われることです。初めて使う時には15分程煮沸して糊を取り、乾燥させる必要があります。使い終わったらすぐに洗剤を使わずに洗って、毎日きれいな水を交換しながら、冷蔵庫で保存しなければいけません。文章にするととてつもなく面倒そうに見えますが、日常のルーティンにしてしまえば意外と面倒でなく、大変さよりもコーヒーの美味しさが勝ってしまいますよ。

    ネルドリップの方法

    (1)ネルにお湯をかけて湯通しします。しっかりと水気を切って起毛を内側にしてしわを伸ばしておきましょう。

    (2)コーヒー豆を入れます。オススメは中挽きから粗挽きです。ペーパードリップよりもお湯が落ちるのが早く、一度に多くのお湯を入れると味が薄くなってしまいます。

    (3)沸騰して少し置いた95℃から90℃のお湯を使います。中心からぐるりと「の」の字を書くようにお湯を注いだら30秒ほどかけてしっかり蒸らしましょう。膨らみが止まったら4~5回で1杯を淹れるペースでお湯を注いでいきましょう。お湯が下りきらないうちに次のお湯を注ぐのがポイントです。ペーパードリップと同様に直接ネルにお湯を掛けないようにしてくださいね。

    (4)カップにちょうどよい量が入ったらすぐに中断しましょう!最後の一滴まで淹れてしまうと雑味が出てしまうので、もったいないように思いますが受け皿などを使って終わります。

    おわりに

    お湯をそそぐ前にコーヒーの粉を窪ませるか窪ませないか、ネルドリップにおいての蒸らしは必要か必要でないか、かなり色々な考え方があります。有名な喫茶店の主人が美味しいと思うコーヒーが自分の美味しいコーヒーとは限りません。ぜひ挽き方やお湯の注ぎ方などをたくさん試して、自分だけのこだわりの一杯に出会ってくださいね。

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