インスタントコーヒーとアイスコーヒーの発祥について紹介しています。特にアイスコーヒーは日本人が考えたとは聞いてても、具体的には知らないと言う方もいると思います。この記事でよりそれも具体的に分かることになるのです。
インスタントコーヒーは日本人とイギリス人が作った
インスタントコーヒーは日本人で作った説とイギリス人が作った2つの説があります、
20世紀初頭にニューヨークでのアメリカ博覧会で「溶ける」の意味のソリュブルコーヒーが発表されたことが世界初で、それはシカゴ在住の日本人化学者の加藤サトリ氏が関わっています。(ちなみに加藤サトリ氏は女性っぽい名前ですが男性です。)
その彼が緑茶のインスタント化の研究課程で得た技術を元にしていて成功したのですが特許を取得せず商品として発売もされませんでした。
そしてイギリス化学者のジョージ・C・ワシントンが、インスタントコーヒーを大衆への商品化も成功し、特許の方も取得しています。ちなみにそのジョージ・C・ワシントンが作ったインスタントコーヒーは、味は良くなかったのですが当時の戦況下にあった兵士には大好評でした。
「ネスカフェ」がインスタントコーヒーの認知ブランド
そして大衆に向けて供給したのはネスカフェなどインスタントコーヒーのブランドです。
ネスカフェは商品化されない状態だった加藤サトリ氏の作ったコーヒーを、7年間研究して商品化にしています。そして世界初の商品としてのインスタントコーヒーが最初に登場したのはスイスです。そして日本に登場したのその8年後になります。
当時の日本は終戦直後でアメリカからの物質が頼りで、その中にネスカフェからの袋もあり知れ渡ることは必然的です。
なおスイスは中立国で第二次世界大戦も回避したのですが、人を救う物質に敵国も味方国もない。または中立国だからアメリカにも輸出できたかもしれません。
19世紀はコーヒーの革命
ちなみにネスカフェはブランド名で会社名でなく、ネスレがネスカフェを出している会社名です。
またネスレは19世紀に生まれ、最初に作ったベビーフードが早産児にも飲めることで命を救ったことで世界に広まったことがきっかけです。
またこの19世紀はコーヒーに革命を与える世紀でもあるようです。カフェインレスのコーヒーを19世紀の時点でドイツ人フリードリヒ・ルンゲが作ったようです。
なお、カフェインレスコーヒーの考えをフリードリヒ・ルンゲに説いたのはゲーテと言われています。 哲学者ゲーテはコーヒーにも独自思想があったと言うことかもしれません。またはその時代からカフェインは危険だと言う事でしょうか?
アイスコーヒーは今でも日本だけなのか
そしてアイスコーヒーは明治24年、日本で既に誕生しています。その時は氷店のメニューで「氷コーヒー」として出されています。
海外でもやってそうなイメージですが、海外では火を通さないのは衛生面に問題が起こると考えられていたので思い付かない発想でした。
また、日本では既に果物や野菜を川で冷やす文化がありましたが、物を冷やすのは贅沢と言う考えも海外にはあったようです。
それの名残もあってでしょうか? 今でも世界ではアイスコーヒーは浸透していません。つまりアイスコーヒーは今でも、日本人だけが使う独特の魔術なのです。