コーヒーの歴史と製法

コーヒー豆が作られるまでの過程と美味しい挽き方

コーヒー飲料というのは、豆からドリップした本格的な物に始まりインスタントコーヒーに缶コーヒーと様々な物があり、それぞれ様々な人に楽しまれています。
このコーヒーというのはすべてコーヒー豆から生み出されるのですが、「コーヒー豆って何からとれるのか」という事になると知らない人も多いと思います。
そこでここではコーヒーがどんな植物からとれるのかという事を紹介してみたいと思います。

コーヒーが取れるから「コーヒーノキ」

コーヒー豆は、「コーヒーノキ」の果実を加工した物です。
このコーヒーノキというのは日本語で言えば「コーヒーの木」というそのままな名前なのですが、学名も「Coffea」でありそこまで違いはありません。
このコーヒーノキの果実にはカフェインが含まれており、大昔から薬用などに使われてきたとされています。
因みにコーヒーノキ自体は国内でも観葉植物として人気があり、100円ショップなどでも手に入れる事が出来ます。
寒さに弱いという事で冬の間は室内での生育が基本となるなど、少々手間がかかりますが観葉植物の中では育てやすいという事で初心者にもおすすめされる品種です。
ただ花を咲かせて実をつけさせようと思うとかなり難しくなるようで、豆の収穫まで至ったという人は少ないようです。

生豆を焙煎してコーヒー豆に

コーヒーノキの果実は花が咲いてから九カ月程度で熟します。
この熟した豆を収穫したのがコーヒーの実なのですが、コーヒー豆として提供されるまでに大きく分けて二つの段階を挟む事になります。
まずこの収穫した豆から果肉と内果皮の部分を取り除いた物が、コーヒーの「生豆」と呼ばれる物です。
一般的に生産している現地ではこの生豆の段階まで加工を行い海外に輸出し、輸入した国が焙煎を行って消費者の提供します。
なので消費者にとって市場でよく見かけるという物ではないのですが、喫茶店やコーヒーショップなど自分で焙煎を行う業者に対してはこのまま販売されますし、こだわりがある個人の方向けにネットショップなどでは通販で取り扱っている事があります。
またまだ一般的ではありませんが、健康食品の一種として「グリーンコーヒー」と言う名前で生豆のまま入れたコーヒーを提供するお店も増えてきました。
この生豆に対して焙煎(火を使って煎る)という過程をへて提供されるのが消費者が一般的に考えるコーヒー豆であり、正確には「焙煎豆」と呼びます。
この焙煎をどれだけやるかで風味は変わってきますし、生豆でも一年置いたものと収穫して新しい物では味や香りが全く違います。
最終的には人の好みによってどれが良いか変わるという事になるのですが、コーヒー好きの方は自分が好きな豆や焙煎を日夜探していますし、メーカーも大衆に受ける豆や焙煎、ブレンドの方法などを研究しており本格的に嵌りだすと終わりがない世界となっています。

コーヒーというのは缶コーヒーで手軽に楽しめる物から、こだわりが有る喫茶店で楽しめるいっぱいまで味も香りも様々な物が有ります。
最近ではコンビニで本格的なコーヒーを楽しめようになったり、香り付きのフレーバーコーヒーが販売されるなど商品はどんどん増えてきているのですが、それらはすべてここから始まります。
日常で楽しんでいるコーヒーがどんな所から始まっているか、というのを調べてみるのも面白いのではないでしょうか?

コーヒーの世界で多少でも拘りだすと「焙煎」と「ミル」は避けて通れません。
深く煎るか浅く煎るか、それとも全く煎らない生のままで使うか。
コーヒー豆を細かく挽くか粗く挽くか。
ここに電動や手動、ガスや火などと言った話をしだすとこれだけで一つの本が書けるのではないかと思えるほど深い話になっていくのです。

深く焙煎するほど苦くなる

生産国から輸入した豆というのは生豆と言われるコーヒーノキの果実を精製した状態です。それを輸入国の業者が各自で焙煎するのですが、これもどの程度まで深く焙煎するかで味が変わってきます。
焙煎は一般的に浅いつまり煎る度合いが少ない物ほど酸味と甘みが強く、そこから深くなればなるほど苦く香ばしい豆になっていきます。
目安としては一番浅いライトローストから深いイタリアンローストに終わる8つの段階があるので、これを目安に消費者は購入するのが一般的です。
それではどの程度の度合いが良いのか、という話ですがこれは個人の嗜好や豆の種類などによって変わって来るので答えなどは存在しません。
ですから拘る人向けに生豆や焙煎を行うための器具も販売されています。
また業者にとっても焙煎は腕の見せ所で、いかに酸味と苦みのバランスが良い味を生み出すかという事を日夜研究しています。

どうやって飲むかで変わる挽き方

そのように焙煎された豆ですが、このままお湯を通しても成分の抽出の効率が非常に悪いので普通は豆をコーヒーミルで粉砕します。
この挽き方は大きく分けて三つあります。それは粗く挽く粗挽きから細かく粉砕する細挽き、そしてその真ん中の中挽きです。また業者によっては極細挽きや中細挽きなどの方法に対応してくれるところもあります。
挽き方によってなにが変わって来るのかと言うと、湯の通過速度と成分の抽出速度です。
細かく挽けば挽くほど水を含みやすいので、通過速度は遅くなります。逆に粗いと通過速度は速くなります。逆に成分の抽出は細かければ早くなり、荒ければ遅くなっていくという特性を持ちます。
なので、一般的にはコーヒーの入れ方で調整するのが普通です。
例えば圧力をかけて高速でコーヒーを抽出するエスプレッソは、成分の抽出が早くなければいけないので、いわゆる極細挽きというほぼエスプレッソ専用の挽き方で行われます。
逆に粗挽きは成分の抽出が遅いので、コーヒーメーカーでも直接お湯で煮出すタイプなどに使われます。

困ったらお店の人に聞いてみる事

焙煎と挽き方による特徴の違いというのはこのような物なのですが、初心者がこれをすべて理解することなど到底できません。
なのでどれがいいか困ったら、専門家であるコーヒー店なの方に聞いてみる事をお勧めします。
その際にはどのような方法でコーヒーを淹れるのかという点の他に、自分の味の好みや苦手な味などを伝えるとお店の人も判りやすいです。

焙煎と挽き方というのはコーヒーを語る上では避けては通れない部分です、
豆によって向いている焙煎というのは違いますし、挽き方一つにしても大きく風味や味が変わるので愛好家から専門家まで日夜研究し議論を戦わせている世界なのです。
ただ楽しむだけであればお店の人にお願いするだけで良いですが、せっかくレギュラーコーヒーに挑戦するのであれば拘ってみるのも面白いかと思います。

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