コーヒーの歴史と製法

なぜコーヒーに砂糖を入れるのか

    コーヒーに砂糖を入れる、砂糖もミルクも入れる、どちらも入れずにブラックで飲む。コーヒーの飲み方は3種類に分かれます。なかでもブラック派はコーヒーに砂糖、ミルクを入れるのは邪道だとする傾向もあります。

    そこで、コーヒーと砂糖、あるいはミルクとの関係を見てみましょう。歴史をさかのぼると、コーヒーに砂糖を入れはじめたもっとも古い記録は、1625年、エジプトのカイロで、となっています。トルコには「コーヒーは甘くなくてはならない」という格言があって、トルコではコーヒーに砂糖を入れることが当然のことになっていったようです。

    コーヒーがヨーロッパに輸入され、本格的に伝えられたのは1640年ですから、コーヒーは、はじめから砂糖を入れる飲み物としてヨーロッパに伝わったと考えられます。

    ミルクをはじめて入れたのは1640年、中国駐在のオランダ人大使がはじめたという記録が残されています。これはイギリスで紅茶にミルクを入れる習慣にならったとされています。

    フランス式のカフェ・オ・レは砂糖を入れずに飲む人も多いのですが、はじめからコーヒーと同分量程度のミルクが入っているので、ブラックで飲むこととはまったく違います。

    日本ではイタリア式のエスプレッソ・コーヒーには砂糖を入れない人が多く、それがエスプレッソ・コーヒーの飲み方だと信じている人もいます。しかしイタリアではエスプレッソ・コーヒーに砂糖を入れずに飲む人はほとんどいません。砂糖を 加えることでコーヒーのうまみと香りがきわだつとされていて、砂糖を入れることでエスプレッソ・コーヒーは完成する、とまで言われています。

    入れる砂糖の量はさまざまですが、大量の砂糖を加える人も少なくありません。イタリアではエスプレッソは苦いコーヒーではありません。砂糖を入れることを 前提にして作られているコーヒーなのです。

    トルコ式コーヒーはもちろん、ヨーロッパのコーヒーも、砂糖かミルク、もしくは両方をを入れて飲むものとして発展してきました。現在でもブラック、砂糖もミルクも入れずにコーヒーを飲む習慣はほとんどありません。

    つまり、コーヒーをブラックで飲むのは日本人だけ、と言ってもいいのです。コーヒーから食後のデザートに話を移すと、ヨーロッパのデザートは、日本で作られているものに比べると、かなり甘みが強く、重い味わいのものです。

    それは日本料理にくらべて肉が中心のヘビーな食事に合わせているから、また日本料理のように料理に砂糖を使う習慣がないから、などと言われています。そう考えると、日本人がブラックでコーヒーを楽しむことも、食習慣に合わせた合理的な飲み方だとも言えるのです。

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