香り高くおいしいコーヒーは、いまや日常のあらゆるシーンで欠かせない存在になりました。ですが、「肌が荒れる」、「健康によくなさそう」などという言葉もよく耳にします。また、コーヒーに関する退廃的なイメージを持つ人も少なくありません。
かと思えば一方で、「糖尿病改善効果が期待できる」など、コーヒー=健康にいい説もあります。
ホントウのところは、「その人の体質や健康状態による」というのが正しい答えでしょうが、コーヒーについていわれていることを現状でまとめてみました。
一般社団法人全日本コーヒー協会に記載の珈琲の効果
公式サイト(http://coffee.ajca.or.jp/)内で、
●紫外線対策には、コーヒーが効く?
●コーヒーを飲むと、死亡リスクが減る。
●隠れた脳出血を、コーヒーが予防。
●ポリフェノールは脳卒中リスクを軽減する?
●パーキンソン病の発症を抑える可能性。
などのコンテンツを掲載しています。続々と、コーヒーの健康効果が明らかにされてきており、興味深い内容も盛りだくさんです。
林修の今でしょで紹介されたコーヒーの効果(テレビ朝日)
博学として知られる東進ハイスクールの講師・林修先生が生徒役で登場する人気情報番組です。
番組内では、やはりポリフェノールの健康効果に着目。「コーヒーを飲まないよりも、飲んだほうが糖尿病になりにくい」という結果を報告しています。さらに、食後か食前かという問題に対しては、「食後のほうがよい」としていました。
また、注目成分のカフェインについては、「インスリンの働きをブロックする」などの健康効果が期待できるということ。頼もしいですね。
また、スポーツ業界では
「トレーニング前にコーヒーを飲むと、トレーニング効果が倍増する」
という理論をとなえる人も少なくありません。その理由は、
●集中力が高まり普段以上に筋力が発揮できる。
●筋肉痛を軽減できる。
などといったことらしいです。
もちろん、砂糖やミルクを入れるとカロリー過多になってしまい逆効果になることもあります。健康効果や運動能力UPをねらってコーヒーを飲むなら、なんといってもブラックがおすすめです。
また、それ以外にも、健康・美容意識が高い人々の間では
●ヨーグルトの上澄み液=ホエイをコーヒーに入れる
●ココナッツオイルをコーヒーに入れる
など、コーヒーを使った新しい健康法もいろいろと出てきているようです。
とはいえ、コーヒーは“薬”ではなく“食品(飲料)”です。健康の基本は、三大栄養素+ビタミン、ミネラルのバランスの取れた規則正しい食事と適度な栄養です。それをちゃんと実現したうえでコーヒー健康法、試してみてはいかがでしょうか。また、コーヒーは酸化したものや古いものでは効果が半減するどころか、逆効果になることもあるそうです。健康を意識してコーヒーを飲むなら、品質のいいものを選びたいですね。
ストレスの多い現代社会で、コーヒーを飲みながらゆっくり本を読んだり、人と会話を楽しんだりするのはメンタルヘルスという面からも有効です。おいしい豆を買ってきて、自分のため、家族のために丁寧に淹れるという行為も精神衛生上とてもいいことです。
どうか、みなさんもすてきなコーヒーライフをお送りください。