カフェ・喫茶店

東京下町・カフェバッハという奇跡

    日本トップレベルのコーヒーを出す『カフェバッハ』というコーヒーショップをご存じですか?

    カフェバッハは、台東区日本堤というちょっと特殊な場所に立地。通称“山谷(さんや)”と呼ばれるところで、労働者のための簡易な宿泊施設(ドヤ)が立ち並んでいるため“ドヤ街”などとも呼ばれます。

    ひと昔前まではちょっと危ないイメージもありましたが、最近の訪日ブームを受け、簡易宿泊所に好んで泊まる外国人が増えたことで街のようすも様変わりしました。

    創業以来、この街で愛され続けるコーヒーと店の哲学に迫りましょう。

    カフェバッハ創業物語

    カフェバッハの創業は1968年。創業者の田口護(まもる)さんは、日本スペシャルティコーヒー協会会長も務める、コーヒー界の偉人です。いまでこそ「自家焙煎」を掲げる喫茶店やカフェは増えましたが、自家焙煎コーヒーがまだ珍しかった時代から探求し続けるまさに“自家焙煎コーヒーの先駆け的存在”なのです。

    そんな偉人に会いたい! とカフェバッハに出かけても、田口さんご本人はほとんど店にはいません。日本全国のコーヒーセミナーの講師をしたり、コーヒーの生産国や消費国視察のために全国を飛び回ったりと、忙しくお過ごしだからです。ただ店では、腕のいいスタッフがおいしいコーヒーを出してくれるのでご安心を。注文を受けてからペーパードリップで抽出するようすが見られる、ライブ感満載のカウンター席がおすすめです。

    わき役・スイーツにも大注目!

    さて、カフェバッハは、田口さんの奥様抜きには語れません。もともとここに店ができたのは、奥様のご実家がこのあたりにあったことが大きな理由であるとのこと。この奥様は、店のスイーツやパンのレシピ開発を担当しており、これらも「味がいい」と評判なのです。旦那様がコーヒーを、奥様がスイーツを……理想的なマリアージュですね。

    (このように日替わりでおいしいパンや焼き菓子が並びます)

    カフェバッハのサイトに掲げられた美しい文章たちのうち、「なぜ山谷という街を選んだのか?」ということについて触れたすばらしい文章があるので、ぜひ一読ください。「コーヒーとは何か、喫茶店とは何か、仕事は何か」という枠を超え、人とと人が助け合うことのすばらしさに気づかされます。

    田口さんは、コーヒーの淹れ方教科書だけでなく、カフェ開業などに関する著書・監修書を多数出版しています。料理書専門の旭屋出版などからさまざまな出版物があるので、興味がある方は読んでみてはいかがでしょうか? 喫茶店に限らず、飲食店経営に関する書籍としてもためになることがたくさん書かれています。

    自転車ファンもやってくる!?

    コーヒー界の偉人・田口さんはロードバイクにも凝っているらしく、カフェバッハにはコーヒーファンだけでなく、自転車ファンもやってきます。カフェバッハオリジナルのサコッシュ(自転車に乗るときに斜めがけにするポシェットのようなもの)も、隠れた人気商品らしいのです。近くには隅田川が流れ、スカイツリーにも近いという好立地なので、コーヒーを飲むためのツーリングも楽しそうです。

    ※写真は、公式サイト:http://www.bach-kaffee.co.jp/
    よりお借りしました。

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